『映画「有り、触れた、未来」にかけた想い 〜この経験を地元宮城のために〜』俳優 舞木ひと美さんを迎えて

塩釜商工会議所女性会主管 若手後継者等育成事業「女性経営者公開講演会」2023.10.17

塩釜出身の舞木ひと美さんは、NHKのドラマに俳優として出演したり、振付師として大泉洋さんの振り付けなどをされたり多方面で活躍されています。

小学2年生の時に「女優になりたい!」と願った舞木ひと美さんが、中学校・高校でのソフトボールではインターハイで初勝利を経験し、さらに、その初勝利の感動を大学のAO入試で演技し大学に見事合格。

映画学科に進み、京都で学生生活を送る中で東日本大震災が・・・。

「自分たちにできることは何か」それは「演技すること」であると考え、大学に補助金申請をするなどを経て、東松島高校にて400名の観客の前で舞台を実現。その時、400名の観客の皆さんが舞台に向かって「頑張れ!!!」と応援してくださり、この時の感動が忘れられない・・・と声を詰まらせながらお話しされていました。

また、震災から10年目を迎える前年、2020年にはコロナ禍により世界が閉鎖的な状況に。そのような状況の中で、「生きる力を届ける映画を作りたい」と強く思い、山本透監督、舞木ひと美さん、舞木ひと美さんのお父様の齋藤幸男さん(映画の原作著者)の3人で映画を作ることを決めたそうです。

「エンターテイメントの力で世界を変えたい」という想いのもと、映画の制作が進められました。

映画のラストシーンの撮影秘話では、青い鯉のぼりプロジェクトや子供たちのドキュメント撮影など、子供達に向けたメッセージに共感し胸が熱くなりました。資金面での苦難、ロケ地や制服の選定などでは多くの困難がありましたが、恩師や地元の方・たくさんの方の繋がりで乗り越えることができ、ついに映画「有り、触れた、未来」が2023年3月10日に全国公開されました。

現在は自主映画会として47都道府県すべてでの映画会開催を目指して活動中とのことです。

私たちも被災地の団体の一つとして、この活動を何らかの形で応援できたらと思って聞いてきました。

参加:60名(仙台9名)

寄稿:ビジネスデザイン委員会 三輪 香織

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