『目的と目標まぜるな危険』でスタート!言葉の定義大切に 2024.7.2
若手後継者等育成事業「女性経営者公開講演会」(気仙沼)
テーマ 「継続するための経営志向~明日からできる5つの秘訣」
講師 ジャーナリスト・中小企業診断士 瀬戸川 礼子 氏
宮城県女連の若手後継者等育成事業、今年度2番目となる講演会が気仙沼市のゲストハウスアーバンで開催されました。
講師の瀬戸川先生は、「ホワイト企業大賞」の企画委員を務め、社員がいきいきと働くことができる会社にスポットをあて、誰もが幸せを感じられる職場づくりのノウハウを全国に普及させるべく精力的に活動されているとのことで、「明日からできる5つの秘訣」をしっかり学んで帰ろうと参加者は熱心に受講しておりました。
内容は盛りだくさんで、「挨拶とは」「コミュニケーションとは」「平等と公平のちがい」「あいづちとうなずきと笑顔」など、言葉の成り立ちや言葉の持つ意味などを深堀し、あらためて普段何気なく使っている言葉を様々な角度から見つめなおしました。
また、ただ聞いているだけではなくいくつかのワークも取り入れて体験学習を行いました。
例えば、「挨拶、笑顔」では、会場の人々を二つのグループに分け、「挨拶を無視するパターン」「挨拶を笑顔でかえすパターン」に分けて実践し、演技だとわかっていてもそれぞれの印象の違いを肌で感じることが出来ました。経営者の集まりだけあって、参加者の皆さま全員の笑顔が素敵で感心致しました。笑顔のみならず、拍手、ハイタッチ、歓声など、とても自然に気持ちが高まりました。
もう一つは、4人グループで「社員の幸福」について、それぞれ一人ずつ1分間スピーチしました。それを傾聴した残りの3名がメッセージカードを渡すというルールです。カードには「尊敬」「調和」「思いやり」などのポジティブな言葉が記載されており、感想と共に渡します。聴いてもらったという満足感、また明確な言葉のギフトは素直に嬉しく、会場はあたたかな空気に包まれました。
最後は瀬戸川氏が「始まりは自分から」という言葉で締めくくり、会社の変革のためには先ずは自分がはじめの一歩を踏み出すこと、それが大切であることをあらためて学びました。
参加人数:23名
寄稿者:会長 医療法人社団裕歯会 理事 猪股 佳子