自分ファースト ダイバーシティ先生 2024.10.17
若手後継者等育成事業「女性経営者公開講演会」(古川)
テーマ 「置かれた場所で咲きなさい」…でも自分で場所と花を選びたい!
講師 ミュージック&カルチャースクールハーモニーフォレスト 代表 武田 夏子 氏
宮城県女連の若手後継者等育成事業、今年3番目となる講演会が古川市のグランド平成で開催されました。
講師の武田先生は、大崎市と栗原市にてご自身が経営する音楽スタジオで4歳から90歳まで幅広い年齢層を指導される傍ら、自身も歌手として、演奏活動を行なってこられた方です。近年はご自身が難病患者になり気付いた健康のことや人との関わり方について、音楽の効果を用いて参加者に体験してもらいながらご講演頂きました。
司会が講師の紹介を終えると、武田先生は先ずマイクを持ち『アメージング グレイス』を熱唱し、その後沖縄出身らしい人なつこい笑顔で自己紹介をスタートしました。
どこかの事務所や会社に所属することなく、一生涯音楽の世界でフリーランスとして生きていくためには“休めない=休んだら稼げない”という思いで、依頼を受けた仕事は『NOと言わず、やったことのない仕事でもすべて受け入れる』という信念でやってきたそうです。
生徒の年齢層が幅広いということは、好みの音楽もジャンルも異なり、また、音楽を学ぶ目的も趣味、健康のため、受験、コンクールなど多種多様。中には認知症やうつなどと行った心身の健康を崩した生徒さんもいらっしゃるとのこと。さらに個人レッスンのみならず、グループやサークル、学校での授業、TVの音楽番組制作の指導、旅客船での演奏、講演会など、どんなニーズにも対応する、まさしくダイバーシティ先生です。
「“クラシックだけを厳しく教える”という昔の指導法では、これからの世の中は渡っていけない。世の中も変わるし自分も変化する。同じ本でも5年経てば違う感想が出てくる。目標や夢も変わっていい。しがみつかなくていい。そしていろんな所でいろんな花を咲かせたい。自分ファーストでいきましょう」と締めくくり、最後は『TOMORROW』をのびやかな声で披露して下さいました。
古川女性会副会長の終わりの挨拶で「ユンケルを飲んだ後のような感じ」と表現しておられましたが、まさしくその通りで元気をもらった講演会でした。
参加人数 38名(うち仙台3名)
寄稿者: 会長 医療法人社団裕歯会 理事 猪股 佳子