「あるをつくす」 女性経営者公開講演会in気仙沼 2023.12.19

今年度最後となる宮城県女連主催「若手後継者育成事業」が気仙沼商工会議所女性会主管で開催されました。

演題:「衰退産業でも稼げます 経営危機からのV字回復策」

講師:巴創業塾・経営エッセイスト 藻谷 ゆかり氏

厳しい経営環境を感じている者にとって、なんともインパクトのある演題です。

地方中小企業の活路の見つけ方、成長と成功の鍵について、事例を挙げながらのお話に、自分の現状とも重ね合わせ、沢山の気づきがありました。

 ・ビギナーズマインド (すべての可能性を受け入れ、開かれて準備のある心)

  年商200万円の京和傘店を素人同然の後継者が斬新な製品開発、海外展開により、年商3億円へ成長

  初心者には多くの可能性があり、初心者の心を持ち続けることこそ重要

 ・増価主義(今ある経営資源や地域資源を見直し、価値を高めていく)

  少量多品種の京野菜生産者が「九条ねぎ」のみの生産・販売・加工メーカーへと変化、年商400万円から年商18億円企業となる

  自社の経営資源の見直しを図り、付加価値や市場の開拓により価値を高める

 ・地産外招(地域資源を活かした財・サービスで、外から人を招く)

  地元にある宝を磨き、外から人を呼び込む魅力を発信すること

たくさんの学びがあった中で、一番心に残ったのは「あるをつくす」という言葉です。

藻谷さんが移住された長野県の方言です。

新しい価値を創造するために今あるものを活かすという意味だそうです。

「ないものねだり」を戒め、今後は「あるをつくす」を意識しようと心に誓いました。

参加人数 47名(仙台5名)

副会長 東洋ワーク株式会社 横山輝子

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