人の心を動かすのは、言葉の先にある想い/2026.10.14

事業名: 若手後継者等育成事業「女性経営者公開講演会」
講師: バリトン歌手 髙橋正典 氏
演題: 「人を動かし、組織を育てるコミュニケーション力 ~オペラ歌手の経験が教えてくれた、生きる力と人間力~」
会場: ホテルグランドパレス塩釜

10月14日、塩釜商工会議所女性会主管による女性経営者公開講演会に参加しました。講師は、国内外で活躍されているバリトン歌手の髙橋正典氏。今回が初めての講演とのことでした。


冒頭の「入り口とゴールは違う」という言葉が印象に残りました。音楽とは無縁の家庭に育ち、幼少期は音楽に興味がなかった髙橋氏。中学生のとき、一人で歌ったことを褒められた経験が、音楽への道を歩むきっかけになったそうです。
お父様の転勤でアメリカへ渡り、「アメリカで学んだ生き抜く力」というお話では、自分の意思を粘り強く伝え、望むポジションを勝ち取ってこられた経験を伺いました。異なる文化の中で、自ら意思を示し、行動することの大切さが伝わってきました。
日本での転機となった東日本大震災やコロナ禍を経て、音楽の存在意義についてもお話しいただきました。言葉が通じなくても、歌声を聴いた観客が涙することがある。音楽には、人の魂に響き、心を動かす力があるのだと感じました。


また、歌う場所などを例に挙げた「How」のお話から、何より大切なのは「Why(なぜ歌うのか)」という目的だと語られました。どこで歌うかよりも、何のために歌い、誰に何を届けたいのか。その想いが人の心を動かすのだと思います。
「MONEY FOLLOWS THE VISION(お金はビジョンについてくる)」という言葉も印象的でした。生きる哲学やビジョンが土台となり、周囲の人の心が動き、行動が生まれ、結果につながる。経営においても、目先の成果だけでなく、何のために事業を行うのかという理念の大切さを改めて考えさせられました。


コミュニケーションについては、「伝えたつもり」と「伝わった」は違うというお話が心に残りました。自分では話したつもりでも、相手が理解しているとは限りません。相手がどう受け止め、どう答えてくれるかを考え、心に届く伝え方をすることが大切なのだと学びました。


人の心を動かすのは、技術や言葉だけではなく、その先にある想いなのだと実感しました。
今回の学びを、今後の経営や人との関わりに活かしていきたいと思います。


 

参加人数: 8名(仙台から)
寄稿者:
たなばたクリエイティブ委員会
株式会社縁美
代表取締役 伊藤郁美

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