東日本大震災の教訓を未来に繋ぐ~ 防災ワークショップ&映画『有り、触れた、未来』自主上映会 2025.03.22

第一部 防災ワークショップ
    講師:齋藤 幸男氏 舞木 ひと美氏
    於:東京エレクトロンホール宮城 603小会議室

第二部 映画『有り、触れた、未来』
    原作者:齋藤 幸男氏  映画プロデューサー:舞木 ひと美氏
    於:せんだいメディアテーク 7階シアタールーム

東日本大震災から今年で14年目となり、改めて災害について考え、地域における防災・減災の意識を広げるため、女性会主催、せんだいタウン情報machicoとの共催により一般の方にも参加を募り、防災ワークショップと映画『有り、触れた、未来』自主上映会を開催しました。講師は、3.11いのちを守る教育研修機構協力研究員で東北大学非常勤講師の斎藤幸男先生と、映画『有り、触れた、未来』のプロデューサーで、出演もしており、防災士として講演活動も行っている舞木 ひと美様です。
地域の皆さんとともに地域の防災力を高める一助となれば、という願いから、女性会事業としては、今回はじめて一般の皆様も交えた事業の開催となりました。
※せんだいタウン情報machicoを運営する株式会社ユーメディアは、女性会会員企業です。 

第一部 防災ワークショップ

チームに分かれて、災害発生後の課題やその対応について視聴。
視聴後、グループごとに、災害時の行動をイメージし課題と対応について話し合い発表しました。
東日本大震災の経験から、具体的な問題点や改善点も発表されました。
震災から14年になる今でも制度と法律の壁を越えられない事案が沢山あることも痛感しました。

~p4cをやってみよう~
 p4cとは子供の哲学「philosophy for children」のことで
子供たちの「なぜ?」を大切にし、一緒に考えるプログラムです。
日常の疑問や気づきをもとに、対話を通じて「深く考える力」「他社を尊重する心」
「自分の意見を表現する力」を育む教育手法としても用いられます。
齋藤幸男先生のご指導のもと、童心に帰り楽しいディスカッションが繰り広げられました。

第二部 映画『有り、触れた、未来』自主上映会

齋藤幸男先生の著書「生かされて生きる~震災を語り継ぐ」を原案に、東日本大震災から10年後の宮城を舞台に描かれ、ロケはすべて宮城県内で行われたそうです。
 震災を直接的に描いた作品ではなく、みんなで力を合わせ懸命に生きる人々の姿に
流れる「支え合うちから」を描くことで、コロナ禍で希望を見失いがちになった若者たちに、未来を信じて生きる力を届け、新しい時代を照らす道標になることを願って制作された作品です。
映画上映時間は、132分です。

今回、共催「せんだいタウン情報machico」にご協力いただき、多くの方々にご来場
ご視聴いただきました。
 
照明が落ち映画が上映されると、ところどころで声を堪えて静かに流れる涙を拭っている様子が感じられました。
『有り、触れた、未来』は
「命の尊さ」に深く向き合う映画で、「生きる力」を与えてくれるこの映画、多くの方に出会っていただきたいと願います。

~アフタートーク~
本映画を製作するきっかけや、ご苦労されたことや作品に込めた想いなど、原作者の齋藤幸男氏、本映画にも出演されているプロデューサーの舞木ひと美氏にもお話をいただきました。
また、今回は、サプライズで里見結莉さん役の碧山さえさんも会場においでいただきました。
碧山さえさんの役は、自然災害で母親と弟、祖父を亡くし、そのことに苦しむ父親との
確執にも苦しむ自殺願望がある中学生の少女といったとても難しい役柄でした。会場の皆様からも、悲しみや苦しさに悶絶するする場面、泣く場面が多くどうやって感情を作るのか?といった質問も出ていました。また、映画の感想も沢山の方が発表して下さいました。

主催 仙台商工会議所女性会
共催 せんだいタウン情報 machico

参加人数
防災ワークショップ:女性会12名、一般15名 計27名
映画自主上映会:女性会11名、一般62名 計73名

寄稿者:社会貢献委員会 株式会社鶴亀 常務取締役 武山まゆみ

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