「酒田女性会の『傘福』事業に学ぶ」～仙台女性会の過去事例の紹介を含めて～　2022.06.20

６月定例常任委員会は、酒田商工会議所女性会会長 岩間奏子氏を講師に迎え「『傘福』を活用した地域活性化への取り組みについて」という演題で、他の女性会の活動を学ぶ研修会が開催されました。

『傘福』を皆さんはご存知でしょうか？
私は『つるし雛』の一種という程度の認識でおりました。
江戸後期より伝わる「信仰」として、願いや祈りの象徴としての傘福。
家族の健康や地域の安寧を願い女性たちが作り、お寺や観音堂に奉納された物だったとか。

酒田商工会議所女性会が２５周年記念事業を模索する中で地元に伝わる、女性達が紡いできた『傘福』に着目し再現に向け制作を始めたそうです。
布地集めや作り手を市民に呼びかけ、講習会を開き完成させ第１回の傘福展示を開催。
今年で17回を迎えたとの事です。
信仰の『傘福』から女性会の再現により地域の活性化に貢献し、女性会が始めた一事業が観光資源として大いに寄与している事に感銘を受けました。

岩間会長のご講演の後、仙台商工会議所女性会の過去の事業の事例紹介と、今後の活動についてグループトークが行われました。
岩間会長のお話に触発され、会員の活発な意見交換が繰り広げられ、大変有意義な時間を共有することが出来ました。

会場：メゾンド リア・フィーユ
参加人数：20名
寄稿者：総務広報委員会　東洋ワーク㈱ジェイエス事業部　横山輝子