【10月/定例常任委員会】移動視察会 2021.10.19(火)

移動視察会 「アンダンチ」
~医食住と学びの多世代交流複合施設~

バスが敷地内に入った途端、その植栽の美しさにワーっと歓声が上がりました。

本日訪れたのは、株式会社未来企画様が運営する多世代交流複合施設「アンダンチ」。

ヤギがのんびり草を食む庭を囲んで、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、介護事業所、保育所、障害者就労支援事業所、飲食店、駄菓子屋、コミュニティースペースが緩やかに繋がります。庭も敷地そのものも、塀や柵が一切なく、地域に開かれています。

庭木の手入れや駄菓子屋の運営は就労支援の障害者が担い、空いたスペースは地域の催しや習い事、子育てサークル等に貸し出され、ヤギの小屋は地元の大学生が作りました。

保育所の園児が築山を駆け回る横で、近所の幼児がヨチヨチ散歩し、ヤギを見ています。サ高住入居者はそれを笑顔で見ていたり、話しかけたりされています。

福井大輔社長のお話には、思わず膝を打つキーワードがたくさんありました。
・「地域の縁側」
・「子供が来ると色んな音が発生する」→子連れ出勤をOKにされているそうです。
・「年齢性別障害の有無関係なく、衣食住がバラバラの現状を戻したい」→ヤギもいるので人間かどうかの枠も超えています!
・「障害者の存在は隠す必要もない、危険もない」
・「見えなくなった人がいない世界/色んな人を視界に入れる」→多くの人は義務教育を終えると障害者と接する機会がなくなるという指摘があり、その通りだと感じました。
・「介護しすぎない」
・「先にコンセプト、あとはブレていないか確認」

これらのキーワードを理想論、机上の空論にせず、ソフトにもハードにもきっちり落とし込んでいるところ、他方で利益も追求できているところが素晴らしいと感じました。

頂いた寝かせ玄米のおはぎは、玄米の美味しさと食感がしっかり味わえる、美味な一品でした。また個人的に家族で訪れてみたいです。

(寄稿 女性活躍委員会・弁護士法人植松法律事務所 亀山愛子)

参加人数:19名
担当:女性活躍委員会

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