株式会社ユーメディアに学ぶ「人と地域を元気にする」秘訣 2025.05.20

2025年5月20日、5月定例常任委員会は、副会長の今野彩子氏が取締役を務めていらっしゃる㈱ユーメディアさんを訪問しました。
ランチ交流会の後、代表取締役の今野 均氏に、令和6年度仙台「四方よし」大賞を受賞し、社員が活き活きと働く同社をどのようにして築いたのかお話をうかがいました。

【ランチ交流会】会員同士の繋がりを育む
8階会議室「パーク」は、エレベーターの扉が開いた瞬間、心が躍るようなカラフルで楽しい空間でした。ここで、まずはランチ交流会を開催。少人数に分かれて美味しいお弁当とコーヒーをいただき、和やかな雰囲気の中、先輩も新人も分け隔てなく交流を深めました。

【講演会】地域と共に歩む挑戦の歴史
ランチ交流会の後、同フロアの階段状の座席スペースに座り、代表取締役の今野氏のお話をうかがいました。
仙台「四方よし」大賞受賞の経緯や内容、65年前から続く祖業・印刷業を大事にしながら、自社発の多様なメディアを持ち、コミュニケーション支援企業として仙台に地域の情報を発信するなど、お客様と地域の視点に立つ事業を展開し続けている現在について。また、社員の働きやすさと働きがいを高める挑戦と変革、などについて熱い想いを語ってくださいました。

【社内見学】多様な人材が活躍できる職場づくり
講演後、社員の方々が働く社内を見学しました。
クリエイティブな発想が次々と生まれそうな8階の「パーク」、色の三原色(マゼンタ、シアン、イエロー)にちなんだ名前の小会議室が並ぶ7階の「ステーション」。6階の「ストリート」は、各自が固定の机を持たず自由に移動して仕事をする営業フロア。そして、5階はクリエイティブな部署が集まる「ライブラリー」。落ち着いて思考を巡らせるための空間でした。
それぞれのフロアがユニークな愛称で呼ばれ、社員の皆さんがそれぞれの場所で生き生きと業務に取り組む姿が印象的でした。

【東北の未来を考える一日】
人口推計によると、現在東北6県の人口は約820万人。全県で前年より人口が減少するという深刻な状況にあります。
㈱ユーメディアでは、若手からベテランまで多様な人材が活躍できる職場環境を実現されていました。特に、女性のライフステージが変わっても働き続けられる環境は、ロールモデルとして多くの企業に見てほしいと思いました。
現在も㈱ユーメディアは、「ちいきとミライをゆたかにする」という企業理念のもと、仙台ににぎわいと人の流れを創出する3つの主催事業で新たな文化を生み出し、時には学生や商店街も巻き込んで、常識にとらわれることなく仙台で邁進されています。その姿に、東北の経済に深く関わる私たちにやれることは何なのかを強く問いかけられた気がしました。


今回の訪問を通して、若い人材が地元に定着したくなる魅力ある街づくりや活き活きと働ける労働環境を作り出すためにはどうしたらいいかを、「自分ごと」として考え、行動していく必要性を強く感じた一日となりました。

地域貢献委員会 合同会社ハーモニック 代表 鈴木玲子

参加者:22名

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