「デジタル・アート・デザイン 異世界の旅in東京」2024.10.23
事業名 : 10月定例常任委員会(移動例会)
視察先①:チームラボボーダーレス
視察先②:ワウ株式会社
講師 :ワウ株式会社 プロデューサー 稲垣拓也氏
9:10 東京駅丸の内中央口に集合
タクシーにて麻布台ヒルズに移動します。
建物は迷路のようなのですが、猪股会長の段取りのお陰でスムーズにチームラボにたどり着くことができました。会長はじめ、実施の背景で多くの手配や調整をしてくださっている皆様のおかげで快適に参加させていただいていること、本当にありがたく思います。
10:00〜12:30 チームラボボーダーレス見学
今回、猪股会長の弟様であるワウ株式会社会長の高橋秀明様のご厚意で、チームラボのチケットを手配していただきました。高橋様に迎えていただき、ロッカーに手荷物を預け、いざ入場です!4チームに分かれて探索しました。
入場早々ダイナミックなお花のデジタルアートが!複数ある道を好きに進んでいくと、通路や小部屋・大部屋にさまざまなアート空間が広がっています。ボーダーレスの名の通り、アート空間が境界なくつながっており、決まった順路はありません。空間を跨いで移動する作品や、同じ空間でもランダムに変化する映像、センサーに反応して移り変わる映像など、その場その場の一期一会なアートを楽しむことができました。(従来のような完成品の映像納品ではなく、ゲーミングのプログラムで常に演算最中の映像が流れるような仕組みのようです。)
リアル・デジタルの融合したアート、空間への没入(イマーシブ)体験と、刺激的な時間を過ごせたと思います。来場者の9割が海外の方で、インバウンドの観光スポットとしても人気なのがわかりました。
13:00頃 麻布台ヒルズ内SAAWAAN BISTRO(タイ料理)にてランチ
壮大なデジタルアート体験の興奮そのままに、麻布台ヒルズ内のオシャレなレストランにて昼食。中庭にあるユニークなモニュメントで集合写真も撮り、優雅な時間を過ごしました。
14:30〜16:00 ワウ株式会社様でのご講話
渋谷にあるワウ様の素敵なオフィスにお邪魔して、ご講話いただきました。
はじめに会長の高橋様よりワウ様の創業の経緯や事業・組織の変遷などを教えていただきました。まだインターネットも普及していない時代に、仙台の街で身一つで事業を立ち上げられ、さまざまなご苦労をされながらも、先見の明と行動力をもって会社を発展してこられた姿に、尊敬の念を抱きました。また、東京・海外と拠点を広げ成功されているにもかかわらず、愛情深く、ユーモアあふれる高橋様のお人柄にも大変感銘を受けました。
プロデューサーの稲垣様からは、これまで手がけてこられた多くのプロダクトについて、制作の背景や意図、進行の様子から裏話まで、丁寧に解説いただきました。大小さまざまな案件のチーム像や仕事の進め方、具体的な制作方法などをお話しいただき、イメージをつけることができました。
1番印象に残っているのは、「デザインとはアートではなく、顧客の課題解決である」というお言葉です。言葉の通り、一つ一つの案件に対し、クライアントとの対話を大切に、目的やゴール像を共有しながら丁寧に仕事を進めていらっしゃる姿が伺えました。単なる発注先という立ち位置ではなく、チームの一員、時には中心として、共にプロジェクトに臨んでくださる真摯な姿勢や熱量も、クライアントからの大きな信頼につながっているのだと感じました。
また、それだけ社内の皆様がイキイキとお仕事に向き合えているのも、オリジナルワークに代表されるように、スタッフの方々の個性や熱意を尊重し、創造性を発揮できる環境を作っていらっしゃる高橋様のご人格、ポリシーによるところが大きいと思いました。組織やチームづくりにおいても、学ばせていただきました。
16:30頃 現地(渋谷)解散
東京への遠征ということもあり、普段とは違う環境で、多くの刺激や学びを得られた時間でした。今回の視察内容に加え、近年のデジタル技術の基本情報についても、事前に稲垣様から資料をいただいていましたので、しっかり復習をして、今後のデジタルの活用や、地方での新しいデジタルコンテンツの展開に活かしていけたらと思います。
参加人数:13名
寄稿者:ビジネスデザイン委員会 株式会社マルタマ 代表取締役 竹田恵理子